冷却水・冷温水分析

冷却水・冷温水分析

冷却水・冷温水 JRA水質基準値項目・参考項目分析

一般社団法人 日本冷凍空調工業会は、水冷式冷凍機に使われる冷却水・冷温水について、基準値項目・参考項目を設けています。
冷却水・冷温水の水質を定期的に分析確認することにより、腐食因子、スケール因子の含有量を知ることが出来、冷凍機の安定した運転に寄与します。

納期

検体到着後、9~10営業日

検査費用

循環水基準値項目 + 鉄、銅、アンモニウムイオン、(安定度指数) 7,000円
循環水基準値項目 + 鉄、銅、アンモニウムイオン、(安定度指数)、残留塩素、遊離炭酸 15,000円
※採水費用、検体発送費用は含まれておりません

JRA冷却水循環水項目

No.項目基準値項目名検査頻度
1pH (25.0℃)6.5~8.2基準値項目一年に三回以上推奨
2電気伝導率(mS/m)80 mS/m以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
3塩化物イオン(mgCl-/L)200 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
3硫酸イオン(mgSO42-/L)200 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
4酸消費量(pH4.8)(mgCaCO3/L)100 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
5全硬度(mgCaCO3/L)200 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
6カルシウム硬度(mgCaCO3/L)150 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
7イオン状シリカ(mgSiO2/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
81.0 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
90.3 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
10硫化物イオン検出されないこと参考項目一年に一回以上推奨
11アンモニウムイオン1.0 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
12残留塩素0.3 mg/L以下であること参考項目一年に一回以上推奨
12遊離炭酸4.0 mg/L以下であること参考項目一年に一回以上推奨
12安定度指数0.08 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨

JRA冷水循環水項目

No.項目基準値項目名検査頻度
1pH (25.0℃)6.8~8.0基準値項目一年に三回以上推奨
2電気伝導率(mS/m)40 mS/m以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
3塩化物イオン(mgCl-/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
3硫酸イオン(mgSO42-/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
4酸消費量(pH4.8)(mgCaCO3/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
5全硬度(mgCaCO3/L)70 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
6カルシウム硬度(mgCaCO3/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
7イオン状シリカ(mgSiO2/L)30 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
81.0 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
91.0 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
10硫化物イオン検出されないこと参考項目一年に一回以上推奨
11アンモニウムイオン1.0 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
12残留塩素0.3 mg/L以下であること参考項目一年に一回以上推奨
12遊離炭酸4.0 mg/L以下であること参考項目一年に一回以上推奨

JRA温水循環水項目(20~60℃)

No.項目基準値項目名検査頻度
1pH (25.0℃)7.0~8.0基準値項目一年に三回以上推奨
2電気伝導率(mS/m)30 mS/m以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
3塩化物イオン(mgCl-/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
3硫酸イオン(mgSO42-/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
4酸消費量(pH4.8)(mgCaCO3/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
5全硬度(mgCaCO3/L)70 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
6カルシウム硬度(mgCaCO3/L)50 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
7イオン状シリカ(mgSiO2/L)30 mg/L以下であること基準値項目一年に三回以上推奨
81.0 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
91.0 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
10硫化物イオン検出されないこと参考項目一年に一回以上推奨
11アンモニウムイオン0.3 mg/L以下であること参考項目一年に三回以上推奨
12残留塩素0.25 mg/L以下であること参考項目一年に一回以上推奨
12遊離炭酸4.0 mg/L以下であること参考項目一年に一回以上推奨
レジオネラ属菌検査
7,500円
稲葉工業は、全国より毎年約1,000検体以上のレジオネラ属菌検査を承っている実績を有しております
環境計量証明事業(濃度) 茨城県 第73号
建築物飲料水水質検査業 茨城県 25水つ保第5号

レジオネラ症について

厚生省生活衛生局長 新版レジオネラ症防止指針(概要)抜粋引用

レジオネラ属菌

レジオネラ属菌は、自然界の土壌と淡水に生息するグラム陰性の桿菌です。
一般に20~50℃で繁殖し、36℃前後で最もよく繁殖します。
レジオネラ属菌はアメーバなどの原生動物の体内で増殖するため、これらの生物が生息する生物膜(バイオフィルム)の内部にレジオネラ属菌が保護されています。

レジオネラ症

レジオネラ症は、レジオネラ属菌の感染によりおこる疾患であり、レジオネラ肺炎と肺炎にならない自然治癒型のポンティアック熱の2つの病型があります。
レジオネラ症の感染源として、給水・給湯設備、冷却塔水、循環式浴槽、加湿器、水景施設、蓄熱槽等からの感染が報告されています。
レジオネラ症の感染経路として、汚染水のエアロゾルの吸入のほか、汚染水の吸引、嚥下・経口感染等が考えられます。

レジオネラ属菌の検査について

レジオネラ症予防のためには人工環境水中のレジオネラ属菌をできる限り少なくすることが重要です。

検査の結果レジオネラ属菌が検出された場合の対応は以下のとおりです。

冷却塔のように人が直接吸引する可能性のない場合
102CFU/100ml(CFU:Colony Forming Unit)以上のレジオネラ属菌が検出された場合、直ちに清掃・消毒等の対策を講じる。
また、対策実施後は検出菌数が検出限界(10CFU/100ml未満)以下であることを確認する。

浴槽水、シャワー水等を人が直接吸引するおそれがある場合
レジオネラ属菌数の目標値を10CFU/100ml未満とし、レジオネラ属菌が検出された場合、直ちに清掃・消毒等の対策を講じる。
また、対策実施後は検出菌数が検出限界以下であることを確認する。

冷却塔

建築物の冷却水は空調用冷凍機の冷却に用いられています。
6~9月までの冷却塔の水温が15~34℃であり、また塔内で有機物質などが濃縮されるためレジオネラ属菌の増殖に好適な場所となっています。
冷却塔は増殖した菌を空中へ飛散させるため、レジオネラ症汚染防止の観点から最も注意を払わなければならない建築設備の一つとされています。

循環式浴槽

循環式浴槽とは浴槽水を循環させ、その循環経路に粗大汚濁物を除去する装置(プレフィルタまたはヘアキャッチャ)を設けるとともに、 ろ材を充填したろ過器を設置して浴槽水を浄化し、水の消費量と排出量を抑制するものです。 循環式浴槽では、湯が閉鎖系内を循環しているため、これらの微生物が生物浄化方式のろ材表面及びその内部、浴槽、管路系の内壁等に定着し、 各種微生物が入浴者の体表等に由来する有機物質を栄養源として増殖します。
汚染と感染を防止するためには、循環式浴槽の使用に当たって、レジオネラ症汚染防止の観点から注意を払わなければなりません。

納期

検体到着後、12~15営業日

検査費用

7,500円※採水費用、検体発送費用は含まれておりません

レジオネラ属菌検査
7,500円
稲葉工業は、全国より毎年約1,000検体以上のレジオネラ属菌検査を承っている実績を有しております
環境計量証明事業(濃度) 茨城県 第73号
建築物飲料水水質検査業 茨城県 25水つ保第5号

TOP